1.デジタルカメラ方式
CCDセンサーの配列
画素=pixel
縦7列×横10列=70画素(pixel)
たとえば某社デジタルカメラで
1800pixel×2400pixel画像は432万画素
2016pixel×3040oixel画像は613万画素になる。
2.スキャナー方式
ネガフィルム、ポジフィルムの透過物、銀塩写真プリント、印刷物の反射物等のアナログ原稿を
デジタルデータに置き換える為の機器。
スキャニング時点で画像の品質は決定されます。
Photoshop等の画像処理ソフトを使用しての補正できる範囲は限られています。
スキャニングするときはどのような用途に使用するかによってスキャニングのしかたが変わります
どのような機器で出力するのか、その機械の特性に合わせたデータを作ることが求められます。
形式
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スライド型
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フラットベッド型
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ドラム型
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CCD型
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原稿種類 | フィルム等の透過物 | 反射物、透過物 | 反射物、透過物 | デジカメ、透過、実物 |
読み込み方式 | ラインスキャナー
原稿がセンサーの上を移動 |
ラインスキャナー
センサーが原稿上を移動 |
高速回転する原稿を
スポットセンサーが移動 |
レンズ |
解像度=dpi(ドットパーインチ 1インチあたりの画素数)
1inch(インチ)=25.4mm
25.4dots par inch=1dots par mm
上の関係をふまえて
例題1
普通の写真(Lサイズ)のプリントを600dpiでスキャニング
するといったい何万画素になる?
Lサイズ=89mm×127mm
(127mm÷25.4)×600=3,000
(89mm÷25.4)×600=2,100
3,000×2,100=6,300,000
よって630万画素となる。
例題2
A3サイズの印刷物を400dpiでスキャニングしたときの画素数は?
A3サイズ=297mm×420mm
(420mm÷25.4)×400=6,614
(297mm÷25.4)×400=4.677
6,614×4,677=30,933,678
よって3093万画素となる。
3:画像のデータ量
1,で解説したpixel,dpiをふまえて
各色1バイト使用で3色(R赤、G緑、B青)
RGBの場合 1画素(pixel)=3バイト
(CMYKデータの場合は別です)
計算式を出す前にデータの単位及び画像の階調について記述しておきます。
1,024バイト =1キロバイト(KB)
1,024キロバイト=1メガバイト(MB)
1,024メガバイト=1ギガバイト(GB)
1,024ギガバイト=1テラバイト
*1バイト(Byte)=8ビット
コンピュータで扱う画像の階調は8bitである。
1byte=8bit 0or1のデータが8bitなので8桁並ぶ
(1bitは0か1) [00000000]〜[11111111]
この結果組み合わせは2の8乗あり256となる。
通常カラー画像はR,G,Bの3色の為3バイト使用しているので
1byte=256色なので3色分にすると
256×256×256=16,777,216となる。
約16,77万色、これが俗に言うフルカラーである(1色256階調)
モニターのフルカラーもこのことである。
アナログ画像は滑らかな階調だがデジタルでは256段階で表示される。
1.デジカメデータのデータ量
1280pixel×1024pixel(=1,310,720)×3色=3,932,160(3.93MB)
1600 ×1200 (=1,920,000)×3 =5,760,000(5.76MB)
1536 ×1340 (=2,058,240)×3 =9,174,720(9.17MB)
2.スキャナーデータのデータ量
135ミリの透過原稿を2,000dpiで入力した場合
(24÷25.4)×2000×(36÷25.4)2000×3=16,060,278(16.06MB)
A-4サイズの反射物を600dpiで入力した場合
(210÷25.4)×600×(297÷25.4)×600×3=104,415,378(104.4MB)
と言うことになります。